スーツの生地には様々な素材と柄が存在します。簡単にですが紹介していきます。
・素材
「ウーレン」繊維長の短い羊毛を太く紡いだ糸で織られた毛織物の総称。表面が起毛していてツイードやフランネルが代表的。
「ウーステッド」繊維長の長い羊毛を細く紡いだ糸で織られた毛織物の総称。毛羽立ちが少なくさらりとした質感が特徴。
「コットン」木綿素材の生地。カジュアルスーツによく用いられる。
「シルク混」シルク(絹)を混紡した素材。光沢と滑らかな質感が特徴。
「リネン混」リネン(麻)を混紡した素材。清涼感のある質感で夏のスーツに用いられる。
「モヘア混」アンゴラ種の山羊毛であるモヘアを混紡した素材。軽量感とシャリ感、光沢が特徴。
・柄
「ピンストライプ」ピン=針で引いたような細いストライプ柄。極小のドットで表現されることもある。
「ペンシルストライプ」ペンシル=鉛筆で引いたような太さのストライプ柄。最もクラシックな柄の一つ。
「チョークストライプ」チョークで引いたような曖昧で太めのストライプ柄。最も正統的なクラシックスーツの柄。
「オルタネイトストライプ」太さや色の異なる線が互い違いになっているストライプ柄。
「ウィンドーペーン」ウィンドー=窓のような格子のチェック柄。大きさは様々で線が二重になるとダブルウィンドーペーンになる。
「グレンチェック」4種類の異なる柄を組み合わせた複雑なチェック柄。英国を代表する柄の一つ。
「ハウンドトゥース」猟犬の牙を思わせる織り柄の生地。日本では千鳥格子とも呼ばれる。英国を代表する柄の一つ。
「シャドーストライプ」織りによってストライプ柄を表現した生地。遠めには無地に見えるため合わせやすい。
生地によってはスーパー100'Sなどありますが、これは糸の細さを表し数値が大きいほど生地の肌理が細かくなります。
posted by o-gai at 16:11
|
Comment(0)
|
スーツ
|

|